動画制作会社の選び方 −必ず抑えるべき3つのポイント−

下のの記事で、「良い動画制作」を実現するためには「適切な制作会社を選ぶ」
ことが必須条件である…という一見当たり前なことを紹介しました。

改めて、動画制作においてざっくりと発注先をピックアップすると以下の通りです。

  1. 広告代理店へ発注する
  2. 動画制作会社へ発注する
  3. 個人クリエイターへ発注する

では、上記の中から「適切な制作会社を選ぶ」ために必要なのはどのようなことでしょうか。

筆者が「適切な制作会社を選ぶ」ために必要だと考えるのは下記の3つです。

  1. 担当者が自身のリソース・リテラシーを把握すること
  2. 動画制作に必要な予算と自社の予算を把握すること
  3. 上記を把握した上で、基準を定めて選択すること

ここで挙げた3つは、あくまでも私が個人的見解ですが1から順に検討していくと、スムーズに選択肢を絞ることがでるので、ぜひご一読ください。

リテラシー・リソースを把握する

ここでいうリソース・リテラシーとは言葉そのままの意味ですが大まかに
下記のようなイメージです。

  • リテラシー

これまで動画やWEBサイトなどどれくらい「クリエイティブ」制作の
経験や知見があるか。

  • リソース

自身の業務の中でどれくらいの時間を「動画制作」に充てられるか。

リテラシーを把握する

上記の通り、これまで自身の経験・知見としてクリエイティブ制作やシステム構築やイベントの開催など

「外注先と様々な事項について調整・折衝しながら進行した経験」

がどれくらいあるのか、をイメージしてみてください。

必ずしも動画制作やクリエイティブの制作ではなくても上記のような経験があれば外注先や社内調整などにどのような段取りが求められるかを具体的にイメージすることができるはずです。

また、

もしここで「全くイメージができない…」ということであれば、制作のパートナーとして

個人クリエイターへ発注するという選択肢は消えると考えたほうが良いでしょう。

個人クリエイターへの発注は3つの選択肢の中でもっとも費用を抑えやすい方法ですが、一方で高いリテラシーと
大きなリソースが求められる傾向が強いというのがその理由です

リソースを把握する

先程も記載していますが、例えば個人クリエイターへの発注は高いリテラシーと共に、
大きなリソースを求められます。

どのような動画を制作するのかによって変わってきますが、例えば実写動画で出演者やロケーションの手配が
必要となる場合、通常その役割を担うのはクリエイター(ディレクター)ではなく、制作会社の担当者の役割です。

仮に発注者であるあなたがロケーションや出演者を手配することになった場合どのような手段を取るでしょうか?

  • スタジオを探す
  • キャスティング会社へ問い合わせる

ざっくりと業務を仕分ければたった2つですが、例えばスタジオを探す場合に
そのスタジオが

ディレクターが作成したシナリオや絵コンテにマッチしているのか否か

想定している撮影時間内で撮影を終えることができる条件が揃っているのか

など確認すべき事項は沢山あります。

また、通常の場合ロケーションは複数の候補地をピックアップした上で「ロケハン」と呼ばれる下見を行った上で
決定するのですが、その日程調整や実際に下見に行くのも発注者の役割になります。

以上のように、リテラシーとしても高いものが求められますがそれだけではなく、求められる役割を滞りなくこな
ための大きなリソースも必要となるのです。

そのため、リテラシー・リソースのいずれか一方でも担保することが難しい場合は個人クリエイターへの発注については慎重に検討すべきでしょう。

動画制作/自社の予算を把握する

自社の予算の把握は、比較的容易でしょう。

むしろ動画制作を具体的に検討し始めたときにはきっと予算は決まっているはずです。

では、動画制作に必要な予算はどのように把握すると良いでしょうか。
動画制作会社へ問い合わせて、営業担当者に相談するのも1つの選択肢となるでしょう。

ただし、正確な動画制作費を把握するためには情報を整理しておく必要がありますし
まだ制作そのものが決まっていない段階で相談するのも気が引けますよね。

こちらに、制作費の考え方についての記事をまとめていますのでご参考ください。

上記の記事を確認頂ければ、おおよそ動画制作の費用がどの様な形で決まっていくのかを
イメージできるかと思います。

イメージができれば、あとは動画制作会社の実績ページで制作費のレンジを
確認してみましょう。

下に制作費レンジが記載されている制作会社の実績ページのリンクを用意しましたので
ぜひご活用ください。

Crevo株式会社
株式会社LOCUS
株式会社サムシングファン
株式会社ヒューマンセントリックス

想定している動画がどれくらいの費用で制作できるか相談したいけど
制作会社への問い合わせはまだ気が引ける…という方はこちらからお問い合わせ下さい。

ご状況に合わせて、動画制作についてや、制作会社選びについてサポート致します。

制作会社の選択基準

単純に制作費用だけで比較すると、

代理店 > 制作会社 > 個人クリエイター

ということになりますが、発注難易度としては

個人クリエイター > 制作会社 > 代理店

となります。

あくまでもcaseで想定している予算感(20〜500万円)であれば、という前提ですが
それぞれどういうケースで選択肢となりうるかを説明していきたいと思います。

代理店が選択肢になるケース

主に下記のケースだと個人的には代理店への相談をおすすめしたいと思います。

<担当者要因>

  • 担当者が多忙でリソースを割くことができない
  • リソースを割くことはできるが、求められる役割が多岐にわたり進行難易度が高い

<環境要因>

  • ある程度潤沢な予算がある
  • 付き合いがあり、自社をよく理解している代理店がある
  • 動画の制作だけではなく、WEB広告やトレインチャンネルなど
  • 制作した動画を広告素材として出稿する予定がある

特に、制作した動画を広告素材として活用する場合にはその広告領域に長けている広告代理店へ相談することを強くオススメします。

相談すれば動画制作会社が広告出稿を代行してくれると思いますが、やはり案件としては動画制作を単発で請け負うケースが多く「餅は餅屋」の方がスムーズな案件進行を期待できるでしょう。

特にyoutubeやfacebookその他のネット上での動画広告出稿を検討しているケースや複数媒体での出稿を検討しているケースでは出稿だけではなく、「運用」の必要性も出てきます。

このような場合には広告代理店が強みを発揮してくれるはずです。

制作会社が選択肢になるケース

主に下記のケースだと制作会社への相談をおすすめしたいと思います。

<担当者要因>

  • ある程度のリソースを確保することができる

<環境要因>

  • 潤沢とは言えないまでも、一定程度(20~300万)予算がある
  • 制作した動画は自社の営業活動やセミナーなどでの活用を想定している
  • 自社に広告運用や出稿の担当者がいる

ざっくりまとめると、目的にかなった「動画制作を依頼したい場合」ということになります。

それ以外に、制作した動画の活用方法や制作物が増える場合には代理店への相談を検討してみると良いでしょう。

個人クリエイターが選択肢になるケース

主に下記のケースだと個人クリエイターへの相談をおすすめしたいと思います。

<担当者要因>

  • しっかりと業務リソースを確保することができる
  • 高い制作リテラシーを持っている

<環境要因>

  • 予算が限られている
  • 制作した動画は自社の営業活動やセミナーなどでの活用を想定している
  • 自社に広告運用や出稿の担当者がいる

制作会社と個人クリエイターへの発注の分かれ道は、

  • 確保されている予算と求めるクオリティのバランスが高いレベルで求められる
     (高いコストパフォマンスが求められる)
  • 業務リソース、高い制作リテラシーを担保できる

の2点です。

このどちらかが欠けても、個人クリエイターへの発注は難しいと考えるべきでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

動画制作だから、動画制作会社に…というのはとても真っ当な選択だと思いますが
改めて自身の状況や案件の特徴を把握した上で発注先を検討して頂き、

「良い動画制作」を実現していただければと思います。

もし「動画制作会社選びについてちょっと相談したいな…」という方がいらっしゃいましたらコチラ↓よりご連絡ください。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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