【どんな風に作っていく?】実写動画制作の流れ

制作会社に声をかけて発注する業者を決めるといよいよ制作開始です。
(まだ制作会社に問い合わせる前の段階…であれば、下記を参照ください。)

制作会社や制作物・予算によって進め方はマチマチですが

だいたいの流れはこんな感じです。

目次

実写動画制作の流れ

ざっくり…ですが、おおよそ下記の流れで進行するとお考え下さい。

詳細は制作する内容によって変動するため、あくまでも一般的な制作の場合の流れとご理解ください。

  1. 制作開始のミーティング(キックオフミーティング)を実施する
  2. キャスト(出演者)を決める
  3. シナリオ、絵コンテの作成
  4. シナリオ、絵コンテを確認する
  5. ロケーション(撮影場所)の確保
  6. 撮影
  7. 編集された動画を確認する
  8. ナレーション収録

別途それぞれの段階でどのようなポイントに気をつけるべきかなどは

追って紹介したいと思いますが、今回はざっと簡単に説明します。

①制作開始のミーティング(キックオフミーティング)

発注前に制作会社と握った(約束した)内容を確認し、細かい部分の詰めや今後の流れを決めるミーティングです。

細かい部分とは例えば…

  • 具体的な撮影日、撮影場所。撮影許可申請の要不要など
  • 演者の選定状況や当日の服装(スタイリストがいない場合)
  • 提出物のチェックバックに必要な日数
  • 納品形態(データ形式、DVD/テープなどの物理媒体、字幕の有無etc…)

など、実際に制作する動画の内容や用途に応じて様々ですが制作見積もりに大きく影響しないものや、見積もりまでの間に
確認しておくべきだったけれど、確認ができていなかった項目なども含めてこのタイミングで全てクリアにします。

②キャスティング

広告向けの動画の場合、キャスト(役者/モデル)が必要になることが多く、採用向けの動画などの場合は自社(発注者の)社員が出演するケースが多いです。

いずれの場合も「誰に」出てもらうのかを決める必要がありますのでできる限り早いタイミングから想定しておきましょう。

また、役者やモデルをキャスティングする場合は役者/モデルを起用した動画の「利用期間」などを事前に定める必要があります。
予算との兼ね合いもありますがその他の諸事情でいわゆる出役としてのお仕事を辞められた場合など、「利用期間」を延長
することが難しくなるケースもあるため、慎重に検討しましょう。

「利用期間」は概ね、3ヶ月単位で調整することがほとんどで、期間を延長する場合には追加費用が発生します。
また、役者/モデルの所属事務所の意向によっては半年/1年単位での契約となる場合もあります。

③シナリオ、絵コンテの作成・確認

おそらく発注前に大まかな希望や情報を制作会社側へ伝えられているはずなので、その情報をもとにシナリオや絵コンテなど
動画そのものの流れを確認するための資料を制作会社側が制作してくれるはずです。

場合によっては制作会社からの提案段階で提出されているケースもありますが、いづれにしてもそのシナリオ・絵コンテをもとに動画制作は進行していきます。

制作会社から提出されたシナリオ・絵コンテの内容で今回の目的は達成されそうかを確認しましょう。

また、動画全体のイメージや細かなニュアンスについても確認が必要です。

繰り返しになりますが、「シナリオ/絵コンテ」が動画制作における「設計図」であり、この内容の通りに撮影と編集を行います。

もちろん、ある程度は現場で臨機応変な対応や編集での調整が可能ではありますが大前提として【シナリオ/絵コンテ】
通りに準備・撮影・編集を行うということは理解しておきましょう。

⑤ロケーション(撮影場所)の確保

ロケーション(撮影場所)は実写動画を制作する上で非常に重要なポイントとなりますので制作時には注意が必要です。

場合によっては発注者である企業の担当者の方が確保する必要もありますのでこちらもできる限り早めのタイミングで想定しておきましょう。

自社オフィスでの撮影を行う場合、自社のテナント内であれば問題ありませんが社屋の外観や他社との共有スペース、また自社オフィス内の共有スペースなどでの撮影には事前の許可申請や社内周知などが必要なケースがほとんどです。

撮影は時間との戦いになることも多いため、事前の準備は入念に行いましょう。

⑥撮影

キャスティング、シナリオ・絵コンテ、ロケーションが決まればいよいよ撮影開始です。

撮影現場ではディレクター(監督)が撮影を仕切りますが発注者はあなたです。

気になるポイントがあれば担当の営業でも現場のプロデューサーでもディレクターに直接でも良いのでしっかりと伝えましょう。

撮影が完了したあとで、「あれも撮影しておきたかった…」となると、諦めるor追加費用を支払って再撮影を行うかの2択となります。そのためにもやはり【シナリオ/絵コンテ】とそこに紐づくロケーションや人・モノなどについては入念に確認しておくことが重要です。

⑦編集された動画を確認する

実際のスケジュールは制作する動画によって異なりますが、撮影後1〜2週間くらいで事前に提出されていたシナリオ・絵コンテの内容にそって編集された動画がメールやデータ便などで送られてきます。

動画の内容の確認に担当者だけではなく、上長の確認も必要であれば事前に確認のための時間を確保しておきましょう。

⑧ナレーション収録

動画の内容が問題なければ、いよいよ最後にナレーションの収録です。ナレーション収録には、

  • スタジオでの収録or宅録と呼ばれる、ナレーターが確保している簡易的な収録環境での収録
  • スタジオでの収録の場合に、お客様の立ち会いの有無

などの選択肢があります。また、立ち会う場合には人数が多くなるとスタジの広さも考慮する必要があるため、複数人での立ち会いの場合には事前に制作会社に相談しましょう。

また、専門用語や固有名詞が多く原稿に含まれる場合には特に注意が必要です。

最後に

かなり割愛しましたが、それでも結構大変そうですよね。

この流れの中には組み込まれていない細かなステップもありますし、制作する動画の種類や予算によっても異なるのですが「なんとなく制作の流れをイメージする」ことができれば発注前・制作前の情報としてはOKです。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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