【2024年最新版】絶対に参考にするべき!最新の説明会動画事例5選!

本記事では実際に採用向けの説明会動画の制作や配信に携わったことのある筆者が、「どんな会社がどんなWEBセミナー動画、WEB説明会動画を配信してるのか?」という部分を、各社の動画の狙いやポイントなども踏まえながら紹介します。

まず、「会社説明会動画」の定義についてですが、「オンライン説明会」「オンラインセミナー」「WEB説明会」「WEBセミナー」などと基本的には同義と考えていただければと思います。1点付け加えるとすると、今回ご紹介しているのは「リアルタイム(生)配信ではないもの」とお考えください。

目次

Webセミナー動画/オンラインセミナー動画についてのQ&A

会社説明会動画/オンラインセミナーのメリットは?
  1. 会社概要や事業内容などの「ファクト」に近い情報をオンラインで伝えることで、工数を削減できる
  2. 学生に事前に情報を提供しておくことで、一定の理解を前提としたリアルな説明会の運営が可能
  3. 学生はいつでも、どこでも動画を視聴することで情報を取得することができる
会社説明会動画/オンラインセミナーの制作費は?

動画用の資料などの有無によっても異なりますが、概ね¥500,000〜というのが一般的です。

会社説明会動画/オンラインセミナーの制作期間は?

説明用の資料が用意できていれば、1ヶ月程度で制作可能です。

Webセミナー/オンラインセミナー動画のメリット

Webセミナー/Web説明会/オンラインセミナー/オンライン説明会など、呼び方や定義はいくつかありますが、本記事においては「会社説明会動画」とし、前述の通り「リアルタイム(生)配信ではないもの」とします。

その、会社説明会動画の活用メリットは大きく3つです。

  1. 会社概要や事業内容などの「ファクト」に近い情報をオンラインで伝えることで、工数を削減できる
  2. 学生に事前に情報を提供しておくことで、一定の理解を前提としたリアルな説明会の運営が可能
  3. 学生はいつでも、どこでも動画を視聴することで情報を取得することができる

特に、1と2については多忙を極める新卒採用の担当者にとっては見逃せないメリットではないでしょうか。

一方で3についてはメリットというよりも「会社説明会動画がない」ことによるネガティブなイメージを持たれてしまうというデメリットを懸念した方が良いかもしれません。

特に、採用競合が活用しているのに自社では用意ができてない…というのは避けたいところですね。

日本精工株式会社

【スタイル】

PowerPointのスライドを少し動かしたような動画に
ナレーションをあてている比較的シンプルなスタイル

【内容】

自社の事業内容、人事制度、求める人物像など採用活動を行う上で必ず
伝える内容をまとめている。

動画の後半で選考スケジュールについて周知しているのもポイント。

スケジュール周知部分を省いたデータも用意しておけば、差し替えるだけで
常に自社へ興味を持つ学生の自主的な情報収集をサポートも可能で、
スライドが用意されていれば制作費も抑えやすい。

【想定される役割】

・説明会に参加できない学生のための、自社紹介ツール
・早期より活動を始めている学生へのアプローチ

ユニリーバ・ジャパン

【スタイル】

PowerPointのスライド+実際に話している動画を同時に流すセミナースタイル。
おそらく、実際にはLIVE配信したものをアーカイブした動画だと考えられる。

【内容】

・部署の業務内容についての案内
・新卒入社2〜3年の若手社員が入社した理由や仕事についての紹介
・採用担当者から、社員へのインタビュー

実際にLIVE配信した動画をそのまま活用していることもあり尺も1時間40分ほどと長めだが、入社を志望している学生にとっては非常に内容の濃いコンテンツと
なっており完全視聴率もかなり高いことが予想できる。

【想定される役割】

・説明会に参加できない学生のための、自社紹介ツール
・早期より活動を始めている学生へのアプローチ

ユニリーバさんのYouTubeチャンネルを見てみるとWEBセミナー動画が30〜40本ほど並んでいました。

中には4年以上前にアップロードされた動画もありましたが、

「動画が多少古くても内容として古くないもの」をストックし続けることで「採用担当者が何もしなくても情報提供ができる環境」が整っています。

ユニリーバさんはWEBセミナー動画の「活用」ではなく、すでにそれを「運用」されていて、2〜3歩先を行っていますね。

ネクステージ株式会社

【スタイル】

社長と若手社員の座談会スタイル。

【内容】

若手社員がどのような目線で仕事をしているのか。
社長がどのようなことを考えているのか。
また若手社員と社長との距離感など「ネクステージ」という
会社の雰囲気を感じられるコンテンツとなっている。

【想定される役割】

・説明会に参加できない学生のための、自社紹介ツール
・早期より活動を始めている学生へのアプローチ
・若い内から裁量を持って活躍したいと考える学生へのアピール

名古屋を拠点に中古車販売事業を展開しているネクステージさんですが、youtube上に採用動画をストックしています

如何に多くの学生に視聴してもらうか、ということもせっかくWEB上で配信するのであれば考えたいところではありますが、

すでに興味を持ってくれている人に自社の魅力を伝えるという意味ではユニリーバさん同様に非常に効果的な方法ではないでしょうか。

株式会社サイバーエージェント

【スタイル】

「面接で聞きにくい質問に答える」という、学生にとっては非常に魅力的な内容になっている。

【内容】

・採用基準についての説明
・面接のポイントの説明
・「聞きにくいけど気になること」への回答
・配属について

などが、7分ほどの尺の中でまとめられている。

【想定される役割】

・説明会を行わない代わりに、自社について動画で紹介している
・早期より活動を始めている学生へのアプローチ
・より「ライト」に情報収集を行っている学生への情報提供

言わずとしれたインターネット広告業界のトップランナー企業だけにWEBセミナー動画のクオリティも非常に高く、情報が適度にまとまっています。

セキミキ・グループ株式会社

【スタイル】

採用担当者が淡々と会社や事業について紹介していくスタイル

【内容】

・事業の成り立ち
・沿革、パーパスの紹介
・事業紹介

などが、13分程度で紹介されている。20分ほどの採用・文化編の動画も別に用意されている。

【想定される役割】

・通常の企業説明会を動画化することで、いつでもどこでも視聴可能な環境を用意している
・早期より活動を始めている学生へのアプローチ
・より「ライト」に情報収集を行っている学生への情報提供
・スマホを積極的に活用して就職活動を行っている学生へのアプローチ

USEN−NEXTグループは音楽配信のUSENや動画配信のU-NEXTなどで知られている企業です。

・スマホでの動画視聴

をより強く意識し、この説明会動画以外にも「1日密着」「社員への質問」「企業文化」紹介など非常に豊富なコンテンツで積極的に学生へ情報を提供しています。

一昔前には「営業が強い」イメージが強かったUSEN−NEXTグループ社ですが動画コンテンツからその雰囲気は感じられずイメージの転換や敬遠されがちな「営業」のイメージからの脱却を図っていることも考えられます。

Youtubeでの採用動画の公開はいつでも学生が触れられるコンテンツであるからこそ、「学生に持ってほしいイメージ」を表現していくことで誤ったイメージからの脱却や実態に合った理解を促すのにも効果的だと言えます。

最後に

会社説明会動画そのものは、数年前から取り組まれていることもあり特段目新しいものではありませんが、

その分、全くやっていない企業とすでに上手く活用・運用している企業とで少しずつ差が出てきている…ということを今回改めて様々な企業の会社説明会動画を視聴して強く感じました。

本記事がインターネットネイティブ、スマホネイティブ、動画ネイティブな学生への情報提供手段としてどのようなものが最も効果的なのか、改めて考える良いきっかけとなれば幸いです。

採用活動における動画の活用についてお考えであれば、ぜひお手伝いをさせてください。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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