動画制作と一口でいっても、動画クリエイティブは実写や3DCGなど様々です。
そのためできれば得意な領域は得意な会社に依頼したいですよね。しかし、ネット検索で上位表示されるのは「オールジャンル対応可能!」みたいな会社ばかり…と、思ったことは無いでしょうか。
もしくは、「どんな動画でも対応できる」ということだったので、以前アニメーションの動画をお願いした会社に別の案件をお願いしたところ、思ったほどのクオリティにならなかったということもあるかもしれません。
本記事では、なぜそのようなことが起きるのか。について、制作会社の制作体制にも触れながら解説していきます。
動画制作会社の得意領域についてのQ&A
- 動画制作会社毎に得意領域は分かれていますか?
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得意領域を明示している会社もありますが、比較的オールジャンル対応可能としている会社が多いです。
- なぜ、オールジャンル対応可能な制作会社が多いのですか?
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そのような制作会社の多くが、「フリーランスクリエイター」をネットワークしており、ネットワークの中のクリエイターを案件ごとにアサインすることによって、あらゆる動画クリエイティブに対応が可能な体制をとっているためです。
- ジャンルを絞っている制作会社はありますか?
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あります。例えば、「 3DCG 制作会社」「モーショングラフィックス 制作会社」など検索時に動画クリエイティブの種別を絞って検索してみると良いでしょう。
動画制作会社毎の得意領域について
「動画制作 会社」と検索しても、その結果表示される会社の中から各社の得意領域をキャッチアップすることは難しいですよね。それもそのはずで、いわゆる「SEO対策」と呼ばれるような上位表示されるための施策に一定の予算を投じている動画制作会社は、
「フリーランスクリエイターのネットワーク」を構築することによって、オールジャンルの動画制作に対応可能な体制
…を整えていることが多いからです。そのため、各社の強みや実績は少し似通ったように見えてしまいがちです。
一方で、例えば…
- 「3DCG 動画制作会社」
- 「モーショングラフィックス 動画制作会社」
- 「ドキュメンタリー 動画制作会社」
など、検索時に「動画の種別」を付け加えて検索するとその領域が得意な会社が表示されやすいです。(当たり前ですが…)
そのため、もしあなたがこれから制作する動画の種別(クリエイティブ的種別・用途)が明確であればそれを踏まえて検索すると良いでしょう。
参考までに、下記に検索時の参考になりそうなキーワードをピックアップしましたのでご参照下さい。
クリエイティブ種別
- 実写
- インタビュー
- ドキュメンタリー
- ドラマ
- モーショングラフィックス・アニメーション
- マンガ動画
- 3DCG
- インフォグラフィックス
- …などなど
動画の用途
- デジタルマーケティング
- テレビCM
- タクシー広告
- Youtube・Facebook・Instagram広告
- 新卒採用動画
- 研修動画
- 製品紹介
- 工場紹介
- 大学紹介
- …などなど
ただし、専門性の高い制作会社は広告代理店からの下請けのような形で制作を請け負うことをメインに仕事をしているケースも多く、「検索結果にちゃんと表示される」という対策を行っていない可能性も高いです。
そのような会社は見つけるにも時間がかかりますが、仮に見つけられたとしても「直クラ」と呼ばれるような直接クライアントから案件を請けるということに慣れていないケースもあるため、無理に探して問い合わせるというのはあまりおすすめしません。
制作会社ではなく「人」で選ぶ。という選択肢
前述の通り、検索結果として上位表示される会社にはオールジャンル対応可能な会社が多く、また、その中の多くがフリーランスクリエイターをネットワークするという似たような体制をとっているとなると、選ぶ方ととしては「何を基準に選ぶか」迷いますよね。
そこで、筆者としては別記事で解説した、「どの会社かという視点ではなく一番優秀な営業担当に任せる」という選択肢をおすすめします。
もちろん、相見積もり・企画提案などを各社から募った結果として1社を選ぶことになるので、選ばれた会社・営業がもっとも優秀だったという見方もできますが、上記の記事でもっと基本的な情報から営業を見極める方法を解説しています。
また、一番避けなければならない「会社は良さそうだけど、微妙でイケてない営業」に発注するということのリスクについても触れているのでぜひご参考下さい。
ジャンルごとのおすすめの制作会社
すべてのジャンルでのおすすめの会社を紹介するのは長さの兼ね合いもあり難しいですが、2つに絞ってご紹介します。
モーショングラフィックス・アニメーション動画
もちろん、実写の動画実績も豊富ですがもともと海外クリエイターを活用したクオリティ高く・それでいて金額を抑えたモーショングラフィックス・アニメーション動画制作で実績を積み上げられているということもあり、モーショングラフィックス・アニメーション動画の制作には一日の長があります。
ブランディング動画
筆者も別の記事で触れましたが、「ブランディング動画」は発注側も制作側も「ブランディング」という言葉の意味を理解しない、あるいはそれについての共通認識を形成しない状態で走り出してしまうことが多く、「なんかよくわからないけど、かっこいい動画」のような動画が納品されることが往々にしてあります。
もし本気でブランディング動画を制作するということであれば、まずは「自社ブランディング」について振り返ることが先決です、ということでブランディング専門の会社に相談することをおすすめします。
最後に
いかがでしたでしょうか。制作会社毎の得意領域を見定めたいというニーズにはお応えできなかったかと思いますが、率直にお伝えすると、検索上位表示される動画制作会社毎の得意領域は筆者のように長く業界にいる人間でも見極めるのは難しいです。仕事をしている中で聞こえてくる評判や公開されている実績から読み解くことはある程度可能ですが、その程度です。
結論としては、やはり「いかに優秀な営業担当を捕まえるか」に尽きるのではないかと考えます。
それでも得意な人に任せたいということであれば、各社の営業に「あなたが得意なのはどのような動画制作ですか?」と問いかけてみましょう。会社としてはオールジャンルでも個々人には少なからずその色があります。会社としてではなく、その営業担当者個人としての実績や得意領域であれば把握することは可能でしょう。
情報整理や予算の検討などの事前準備がご不安な方は筆者がお手伝いいたします。
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