【2024年最新版】新卒採用における動画制作・活用の重要性とポイントを徹底解説!

目次

新卒採用向け動画制作についてのよくあるQ&A

新卒採用向けの動画制作費はどれくらい?

制作する動画によって変動しますが、概ね50万円〜300万円の間で制作されることが多いです。

新卒採用向けの動画制作期間はどれくらい?

最低でも制作開始から2ヶ月程度は想定しておいたほうが良いです。急いで制作し1ヶ月程度で納品することも可能ですが、その場合は社内調整などをスピーディーに進行して頂くことが必須となります。

新卒採用向けの動画制作が得意な会社はどこ?

検索して上位表示される会社であれば、ある程度どの会社も採用向けの動画制作の実績があると思われます。ただし、会社というよりは営業担当者によって得意な領域が異なることが多いため、そのような担当者を見極められたほうがスムーズに制作を進行できる可能性が高いです。

はじめに:新卒採用における動画活用の重要性

この記事をお読みの皆様であれば、「いわずもがな」であることは理解した上で少しだけ触れたいと思います。

スマホネイティブ/動画ネイティブな学生

若年層のスマホでの動画視聴や動画撮影などの火付け役となったアプリの1つが「Ticktok」であるということは議論の余地はないでしょう。このTicktokが日本に上陸したのは2017年の夏頃のことでした。それから加速度的にユーザーを増やしていき、2021年9月末に世界の月間アクティブユーザー数が10億人を超えました。

スマホでの動画視聴や動画を活用してSNSに参加するという行動様式は日本だけではなく、世界中の若者に共通するものだと言えるかもしれません。

新卒採用でターゲットとなるのもこの「若者」です。そして、ターゲットに情報を届ける、つまり「リーチ」する上でターゲットの行動様式に合わせるというのはマーケティングにおいては基本中の基本でもあります。

「リモート授業」の普及

コロナ禍をキッカケに、ほとんどの大学が「リモート授業」を取り入れました。これはビジネスの世界でも同様で多くの企業が「リモートワーク」を取り入れました。

一部例外やリモートでの業務が不可能である仕事はありますが、特にホワイトカラーな職種において多くの仕事がリモートワークによって実施され、そして、それでも全く業務に支障はなく企業によってはコロナ禍後もリモートワークを継続しています。

こうなると、「リモートでもできるのになぜわざわざ現地に足を運ぶのか?」と考えるようになりますよね。

「会社説明会に来て下さい」と言われれば就職活動をしている学生はもちろん現地に赴きますが、そこで実施されるのが通り一遍の「普通の会社説明」であれば、少し察しのいい学生であれば「なんのためにわざわざ来たんだろう?」「この会社は生産性低そう、給料上がらなそう」とネガティブな印象を持つでしょう。

そのような事態を避けるためにも、オンラインでの情報提供とオフラインでの情報提供は明確に区分する必要があります。
そして、オンライン/オフラインのどちらにおいても有用なのが動画なのです。

新卒採用における、動画活用のメリットは大きく5つです。

  1. 候補者の興味・関心を引きやすい
  2. エントリー数の増加
  3. 企業イメージ向上
  4. 仕事内容の理解度向上
  5. 社風・カルチャーの理解や共感

得られるメリットは動画の活用方法やどのような動画クリエイティブであるかによって大きく変わります。
順に1つずつ解説します。

1.候補者の興味・関心を引きやすい

静的なWEBサイトやリーフレット/パンフレットなどの紙のクリエイティブよりも候補者(≒視聴者)の興味を引きやすいというのは感覚的にも理解しやすいのではないでしょうか。

その一つの理由として挙げられるのは動画そのものの情報量の多さと、人の知覚特性によるものだと言われています。

例えば、情報量としては動画は文字やと比較した際に5000倍もの情報を届けることができると言われています。

また、知覚特性としてよく言われるのは「メラビアンの法則」というのものです。詳細な説明は省きますが、「言語情報、聴覚情報、視覚情報がそれぞれ矛盾した場合に最も優先されるのは『視覚情報』である」という法則です。かなり特殊な状況における実験ではありますが、動画の有用性を語る際にはよく飲される有名な実験です。

いづれも、明確に「採用領域において、動画の方が興味・関心を引きやすい」というエビデンスになりうるかと言われると決してそうではないですが、「動画が一番情報量が多いよね。」「動画ってなんかみちゃうよね」という感覚的なものと照らし合わせて考えれば、一定納得できるのではないでしょうか。

2.エントリー数の増加

エントリー数を増やしたいということは、おそらく「少なくて困っている」ということだと推測されますが、重要なのはなぜエントリー数が目標に至っていないのかという部分です。

  • 知名度がそもそも低い
  • ニッチな業界である
  • 不人気業界である
  • 業務内容が理解されづらい

いづれの場合も動画を活用したいくつかの解決策が考えられます。

例えば、知名度を上げるということであれば、動画広告を配信するのもの1つの方法でしょう。配信するターゲットの年齢層や性別、エリア、配信する端末をスマホに限定するなど様々なターゲティングが可能です。

また、不人気業界であれば、上記に加えて「配信タイミング」も工夫する必要があります。例えば、採用ボリュームの多い会社の選考結果がでた後に集中的に配信するなど、ターゲットの心理状態も含めて設計できれば効果は上がりやすくなります。

いづれにしても、「エントリー数を増やす」ということは情報を届けられる範囲を広げる必要があるため既存のツールを改善するだけでは難しいでしょう。必ずしもお金をかける必要はありませんが、何らかの方法で広く情報を届けることが必要になります。もちろん、届ける情報/クリエイティブについても工夫が必要です。

3.企業イメージ向上

業界によっては、「〇〇業界は…」のように業界ごと避けられてしまうことあるでしょう。また、遠い過去の情報が掘り返されてしまい、「ブラック企業」などの汚名を着せられていることもあるかもしれません。

また、汚名ではないけれど実態とかけ離れたイメージを持たれてしまっているが故にターゲットにはなり得ない学生が集まってしまうということもあるでしょう。

採用活動において、このようなネガティブイメージや実態との乖離は大きなハンディキャップです。

率直にお伝えすると、1本の動画だけでこのようなイメージを覆すことは難しいでしょう。
しかし、採用活動全体をデザインし、その中で動画を有効活用することができれば少しずつ改善することができます。

下記におそらく、不人気業界におけるイメージ向上を目指した動画だと考えられる事例をピックアップしてみましたので、制作背景や狙いなどを考察してみてはいかがでしょうか。

母娘が同じ会社に!? その理由を聞いてみた

4.仕事内容の理解度向上

身も蓋もない言い方をしてしまえば、「具体的な仕事の内容を理解する」というのは採用担当者がどれほど努力をしたところで100%それを達成することは難しいでしょう。

しかし、大切なことは学生が「具体的に理解できた、イメージできた」と感じ、納得することです。

その意味で、下記のようなドキュメンタリー(風)の動画は非常に有用です。

実はこのドキュメンタリー(風)の動画は制作されている企業はかなりあるのですが、あまりYoutubeなどにアップされることはなく、基本的には会社説明会というクローズドな場面でのみ放映されることが多いです。

そして、ネット上で公開されない動画ということで、例えばクライアントが出演してくれていたりかなり踏み込んだ内容にも触れられていたりするため、理解度の向上はもちろん学生の満足感・納得感の醸成にも一役買っているケースが多くあります

5.社風・カルチャーの理解や共感

学生にとっては、採用向けのWEBサイトや採用担当者の方の人柄など、情報源がかなり限られているためある意味では仕事の内容やキャリアよりも気になる部分かもしれません。

特に最近では「パーパス経営」「パーパスドリブン」などの言葉も流行っており、そこに紐づく社風・カルチャーが「どんな感じ」なのかというのはミスマッチを避けたいと考える学生であればキャッチアップしておきたい情報でしょう。

しかし、この社風やカルチャーというのはある程度言語化されていたとしても実際には「感じる」部分も大きいため正確に伝えることは難しいです。

そこで有効なのがやはり動画です。たくさんの社員に登場してもらったり、言語化されている理念・ビジョンなどをビジュアルとして表現するなど方法はいくつか考えられますが、多くの企業がそれを「採用コンセプト」という形で表現しています。

いくつかピックアップしましたので、ご参考下さい。

【リクルート新卒採用】コンセプトムービー『PLAY RECRUIT, PLAY OPPORTUNITIES.』(Full Ver.)

アマダ 採用コンセプトムービー

新卒採用向けの動画の種類

新卒採用向けに制作・活用される動画の種類は大きく、下記の6つです。

  1. 採用コンセプト動画
  2. 会社紹介動画
  3. 会社説明会動画(オンラインセミナー)
  4. 社員インタビュー動画
  5. ドキュメンタリー動画
  6. 座談会動画

それぞれ、3社ずつ事例をピックアップしていますので、どのような動画なのかぜひ御覧ください。

採用コンセプト動画

毎年リニューアルされる企業もあれば、数年は同じコンセプトという企業もありその運用は様々ですが、「自社がどんな会社か」「どんな人材をもとめているのか」「どういう人であればマッチするのか」などを検討した上で言語化したものがコンセプトです。

そしてその採用コンセプトを「動画」としてより感覚的に理解・共感しやすくしたものが採用コンセプト動画です。

トヨタ自動車九州 新卒採用ムービー 「最高のチームは人づくりから」

採用コンセプトムービー/コニカミノルタ

グリー株式会社新卒採用ムービー_full ver.

会社紹介動画

こちらは読んで字の如し、そのままの意味です。通常であればスライド資料などを用いて説明されるような会社の沿革や概要に加えて、例えば海外工場のようや地方拠点などの様子を動画で見せることでグローバル展開していることやビジネスの規模感を訴求する、あるいは、純粋に視覚に訴えることでより具体的な理解を促すなどの狙いがあります。

株式会社メディックス『新卒採用サイト』会社紹介動画

【SoftBank】会社説明|10分間で分かるソフトバンク

山科精器株式会社 会社案内

会社説明会動画(オンラインセミナー)

こちらも読んで字の如し、のオンラインでの会社説明会の動画です。下記の記事にも詳細をまとめていますのでご興味のある方はぜひご一読下さい。

【24卒向け】オープンハウス|WEB会社説明会 〜40分で企業研究〜|2022年4月ONE CAREER LIVE

サイバーエージェント ビジネスコース オンライン会社説明会

アパカバール 2023新卒採用向け WEB動画セミナー

社員インタビュー動画

純粋なそこで働く「社員」を紹介しているものや、業務内容ややり甲斐などを深堀りしているものなど、企業の狙いによってインタビューの内容は様々です。自社であればどのようなインタビューが効果的なのかなど、イメージしながらご覧下さい。

NTTインフラネット 新卒採用ムービー「先輩社員インタビュー」

タカラトミー 新卒採用ムービー

NAVICUS【2023新卒採用】社員インタビュー

ドキュメンタリー動画

前の章でもご紹介したとおり、仕事の内容の理解に最適なのがこのドキュメンタリー動画です。
詳細は、前章もしくは下記の記事をご覧下さい。

【Vol.2】日立自動車交通グループ 新卒社員 ドキュメンタリー動画

【採用動画】湘南マツダ様「絆 KIZNA」サービスアドバイザー篇ドキュメンタリー

【採用】社員密着ドキュメンタリー 製造職編

座談会動画

会社や働いている人のリアルな雰囲気を伝えるために、かなり増えているのがこの座談会動画です。出演者の方々の関係性が見えてくるこのようなコンテンツはクリエイティブとしての完成度も重要ですが、どちらかというと出演される方々がウソなく会話している様子がもっとも重要です。各社の違いがとてもよくわかるので、ぜひご覧ください。

バンダイ社員の同期座談会

新卒1年目の座談会。入社3ヵ月の本音。/NCS Recruit Movie

【JR東日本】座談会動画「JR東日本の魅力、ここがすごい」

新卒採用向けの動画制作におけるポイント

新卒採用向けの動画制作において、特に気をつけなければならないのは下記の4点です。

  1. 目的を明確にする
  2. ターゲットを明確にする
  3. メッセージの伝え方に注意する
  4. 明確なコール・トゥ・アクションを設定する

あらゆる動画制作について、同じことが言えるのですが新卒採用での動画活用については、冒頭で触れたとおり特に動画に慣れ親しんでいる「ネイティブ」な世代であることを考えるとより慎重に検討する必要があります。

具体的にどのようなポイントを抑えるべきか、1つずつ解説します。

目的を明確にする

すごく当たり前のことなのですが、意外と見落とされがちです。

「なんとなくカッコいい動画」「とりあえずインタビュー動画を制作しようと思ってます」とかだと、あまり意味のない動画が出来上がってしまいます。本当にもったいないです。

ちなみに、ここでいう「目的」は「エントリー数を増やす」とか「歩留まりを上げる」とかだと動画クリエイティブに落とし込むには少し抽象的です。

しっかりと役割を果たすことが期待できる動画を制作するためには、上記の「目的」に2〜3回ほど「WHY」をぶつけてみて下さい。

  • なぜ歩留まりが低いのか?→面接での印象が良くない?会社や仕事の説明が分かりづらい?
  • なぜ会社や仕事の説明が理解されないのか?→説明の仕方が悪い?内容が複雑でわかりにくい?

という感じで、ある程度のところまで深ぼったり要素分解しながら「動画の目的」を明確にしましょう。

ターゲットを明確にする

すごくすごく当たり前のことですが、これも見落とされがち…というか動画を制作するにあたっては少し解像度が荒い状態であることが多いです。

例えば、採用ターゲットは「MARCH卒で体育会に所属していたような学生」だとして、動画のターゲットもそのままでよいのか?もう少し絞ったほうがいいのか?あるいは、広げたほうがいいのか?という部分を検討しきれていないケースがあります。

  • 採用ターゲットは「MARCH卒で体育会に所属していたような学生」
  • 動画を制作するのは、〇〇〇〇という目的で、動画には〇〇〇〇という役割を担わせたい。
  • そうすると、動画のターゲットは「MARCH卒で体育会に所属していたような学生」かつ「どちらかというと、〇〇〇〇タイプ」というように絞り込まれるのか「中学高校くらいから大学を卒業するまでなにかに打ち込んだ経験のある学生」というように少し広げるのか。

…という感じです。

新卒採用においても、ナビサイト上で検索条件で絞り込みという意味でのターゲットと、面接で絞り込む際のターゲットはそれぞれ解像度が異なるはずです。

前述の「目的」と紐づくため、ターゲットのことだけを考えても答えはでません。もしこの記事を読んで「あ…」と思った方は目的と合わせてどのようなアプローチが最適であるかについて、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。

明確なコール・トゥ・アクションを設定する

「行動喚起」と訳され、デジタルマーケティングの世界ではユーザーに「次に起こしてほしい行動」を誘導することを指します。

つまり、動画を視聴したあとの行動としてどのような行動を期待するのか、そしてそのためにどのような気持ち・感情になって貰う必要があるのかを明確にしましょう、ということです。

当然ですが、やはりこの点についても目的との紐づきがあり、目的の解像度が低いとターゲットやコール・トゥ・アクションも同じように解像度が低い可能性が高いです。

もし、動画制作を具体的に検討しているようでしたら、まずはこれらのポイントを整理することから始めてみましょう。

動画配信におけるポイント

新卒採用における動画の配信方法は大きく下記の4つです。

  1. SNSの活用
  2. 採用サイトへの埋め込み
  3. 採用イベントでの使用
  4. 会社説明会での使用

やはり、それぞれ「どのような目的」で「どのようなクリエイティブ」を配信するべきであるかというのは大きくことなります。それぞれの媒体の特性もさることながら、動画を視聴する学生が心理的な部分も含めてどのような状態であるかなども踏まえてコミュニケーションを設計する必要があります。

それでは、1つずつ解説します。

SNSの活用

SNSと一口に行ってもYoutube/Instagram/Tictokなどそれぞれの媒体によって特性が大きく異なります。「学生への情報提供」ということであれば、まず着手するべきはYoutubeでの動画配信でしょう。SNSの中で、「動画である」ということ以外は特に縛りがなく、視聴者としてもある程度どのような動画が流れても特に違和感がありません。

また、学生が目当ての企業の動画を探すとなれば、まず検索するのはやはりYoutubeでしょう。InstagramやTictokを運営している企業も増えてきていますが、「企業の公式アカウント」「採用の公式アカウント」という意味ではまだまだその数や情報量が多くないことは学生も理解しているためです。

Youtubeで動画を配信するにあって重要なのは、大きく下記の3点です。しっかりポイントを抑えて運用しましょう。

動画のタイトル

どのような動画であるかわかりやすいタイトルにしましょう。また、タイトルに会社名をいれることも重要です。Youtubeには同じような動画が数多く存在するため、「企業名」のような固有名詞を入れることで見つかりやすくなります。

再生リストの活用

複数の動画をアップする場合には、動画の種類や提供する情報に応じて再生リストを作成しておくことで視聴の利便性が向上します。例えば、複数本のインタビュー動画が存在する場合にインタビュー動画のリストを用意しておけば学生は移動中などに「連続再生」することでその動画の情報をキャッチすることができます。

縦で再生できる動画の用意

多くの学生がスマートフォンで動画を再生することを前提として考えると、横型の動画だけではなく縦型の動画も用意できるとベターです。事前に制作会社へ相談することで1つの撮影素材を使って横・縦の2パターンの制作も可能なので、制作会社へ相談してみると良いでしょう。

採用サイトへの埋め込み

採用に関する情報が全てまとまっていたほうが、情報にリーチしやすいため「公開する動画」は基本的には全て採用サイトに集約しておくのがベターです。ただし、気をつけるべきは採用サイト上のコンテンツと動画コンテンツの役割や提供される情報に「カニバリ」が無い・少ない状態にしておくということです。

テキストで提供されている情報と大きく変わらない情報が動画でも配信されていると、学生としては「同じ情報が流されている」とネガティブな感情をいだきかねません。

もちろん、採用サイトと動画だけではなく、パンフレットなども含めての全体的な情報と導線の設計が必要になるので、もしそれぞれのクリエイティブを別々の会社に依頼している場合にはその点により注意を払う必要があります。

採用イベントでの活用

合同説明会などの採用イベントの場合、各社に与えられた時間や1回あたりの説明の時間はかなり限られたものであることがほとんどです。短い場合は15〜20分、長くても30〜40分程度でしょう。そのような短い時間の中でのおすすめの動画の活用法は大きく2つです。

・コンセプトムービーをオープニングとして放映する
持ち時間が短いからこそ、学生の注目を集め・そらさないことが重要です。その意味で冒頭でインパクトのある動画を放映し注目を集めるというのは有効な動画の活用方法です。30秒程度であれば、その後の説明の時間を削る心配もありません。

・会社や事業紹介動画を放映する
短い持ち時間の中で、あえて採用担当者の方が全て説明する必要はないでしょう。例えば冒頭の挨拶だけ、あるいは質疑応答だけを担当し、会社や事業の概要については動画に任せてしまうというのも1つの方法です。説明する人による差分がなくなるため、安定した情報提供が可能です。何より、何度も何度も説明して疲弊している様子を学生に観られてしまうのは本意ではないでしょう。

会社説明会での活用

3章でご紹介したとおり、新卒採用での動画の活用は下記の大きく6つです。
それぞれの動画の参考事例も3章で紹介しているので、気になる方は少し戻って御覧ください。

  1. 採用コンセプト動画
  2. 会社紹介動画
  3. 会社説明会動画(オンラインセミナー)
  4. 社員インタビュー動画
  5. ドキュメンタリー動画
  6. 座談会動画

その中でも、筆者が強くおすすめするのは「ドキュメンタリー動画」の活用です。

具体的な仕事の内容やクライアントからの評価、社内での評価、今後のキャリアイメージなどを1つのストーリーとして伝えられるのは学生にとっては大きく理解や納得感を得られる貴重な機会です。また、それがネット上に公開されていない動画であれば学生にとっては「説明会に来た意味」にもなり特別感も醸成できます。

また、ネット上で公開された動画をスマホで視聴するのとは違い「説明会」というリアルな場で「集中せざるを得ない」状況で観せられるというのは採用担当者にとっても貴重な機会でしょう。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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