採用ブランディング動画の制作期間は何週間?標準スケジュールと短納期の条件

採用ブランディング動画は、自社採用を進めるうえで、他社との比較ではなく自社独自の魅力を伝えることのできるとても強力なコンテンツである一方で、制作期間が長期化しやすく読みにくいのが特徴です。

本記事では、制作会社の作業だけでなく、発注側で発生するボトルネック(承認・出演者調整・素材手配)まで分解し、遅延を防ぐための工程表進行ルールなどを解説します。結論としては、標準10〜12週間、条件を揃えれば最短8週間が目安です。

目次

結論ショートQ&A:採用ブランディング動画の制作期間

標準の制作期間は何週間ですか?

企画から納品まで、10〜12週間が標準です。採用ブランディング動画は関係者が多く、確認・承認にかかる日数を工程に組み込む必要があります。

最短は何週間ですか?成立条件は?

最短で8週間も可能です。成立条件は、①フィードバックを48時間以内に返す②修正回数を2回まで③撮影日を1〜2日に集約④素材(ロゴ・写真等)をキックオフ前に揃えるの4点です。

遅れやすい工程はどこですか?

出演者のスケジュール確保広報・法務・役員の確認修正要望の取りまとめの3点が遅れやすい工程です。ここが止まると、後工程が連鎖的に止まります。

発注側が先に決めるべきことは何ですか?

公開日用途(採用サイト/説明会/SNS等)最終承認者再利用方針(短尺・縦型・字幕)の4点を先に決めます。ここがブレると、後工程で手戻りが発生します。

短納期で「削る/削らない」の判断基準は?

削れるのは「確認待ちの時間」と「追加仕様(縦型・全編字幕・短尺の追加発注)」です。削れないのはキックオフでのすり合わせと、最終承認者の確認です。ここを削ると破綻する可能性が高まります。

標準スケジュール(10〜12週)の全体像

採用ブランディング動画は、撮影と編集だけで完結しません。発注側の「決める」「確認する」「素材を出す」工程がセットになって初めて進みます。まずは標準スケジュールの全体像を把握してください。

工程表(WBS)と役割分担

WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成)は、工程と役割を見える化する考え方です。採用ブランディング動画では、発注側の作業が遅延要因になりやすいため、工程表に含めて管理することを推奨します。

期間工程制作側の作業発注側の作業主な成果物
1〜2週企画・構成ヒアリング、構成案作成目的・ターゲットの確定、構成の一次承認構成案、絵コンテ
3〜4週撮影準備ロケハン、香盤表作成出演者調整、撮影場所の確保、社内許諾の取得香盤表、質問票
5週撮影本番機材準備、撮影ディレクション現場立ち会い、出演者アテンド、当日判断撮影素材
6〜8週初稿編集編集、仮テロップ、仮ナレーション初稿確認、修正意見の取りまとめ初稿動画
9〜11週修正・MA修正、MA(音響仕上げ)最終確認、広報・法務・役員チェック修正版動画
12週納品最終書き出し検収、公開準備完成データ(MP4等)

※期間は目安です。要件の複雑さ、関係者数、確認にかかる日数によって変動します。

遅れやすいのは「企画構成」と「修正・確認」

遅延が発生しやすいのは、企画・構成(1〜2週)修正・確認(9〜11週)です。前者は要件(目的や視聴ターゲット)などが固まり切らず検討が長期化するケース、後者は初稿を見た後に他部署から修正要望が増えるケースが典型です。

最短スケジュール(8週)で進める条件

公開期限が固定されている場合、最短8週間での制作も可能です。ただし、短納期は「制作会社が頑張る」だけでは成立しません。発注側の運用ルールを先に決めておくことが前提です。

短納期を成立させる4つの条件

  • フィードバックを48時間以内に返す:初稿・修正版の確認待ちを発生させないための最低条件です。
  • 修正回数を2回までに絞る:指示は1回にまとめ、関係者の意見は社内で取りまとめます。
  • 撮影日を1〜2日に集約する:撮影の分散は移動・準備コストと遅延リスクを増やします。
  • 素材をキックオフ前に揃える:ロゴ(ai/png)、ブランドガイド、写真素材は事前共有します。

短納期のリスクと対策

工程を圧縮すると、手戻りの耐性が下がります。短納期で進める場合は、リスクを先回りして潰しておく必要があります。

短縮する工程発生するリスク先回り対策
企画・構成完成イメージのズレ参考動画を2〜3本用意し、構成案の時点で合意する
撮影準備当日の段取りが崩れる香盤表を早めに固め、出演者の入り時間・導線を明確にする
編集・修正修正が散発して止まる窓口を1名に固定し、指示をまとめて提出する

※短納期を選ぶ場合は「何を優先し、何を捨てるか」を最初に決めることが重要です。

期間を左右するクリティカルパス5つ

採用ブランディング動画は、制作工程よりも「調整工程」で止まりやすいのが特徴です。ここが止まると全体が止まる、代表的な5つのクリティカルパスを紹介します。

1)出演者の確定(代表・社員)

代表やキーマンの予定は埋まりやすいです。企画が立ち上がった段階で、撮影候補日を複数提示し仮押さえしてください。

2)社内承認(広報・法務・役員)

完成間近での差し戻しは致命傷です。企画段階(構成案・絵コンテ)で一度、関係部署にチェックを通すことを推奨します。

3)撮影場所の確保と許諾

会議室予約・社内告知・映り込み対策が必要です。社外施設で撮影する場合は、撮影許可の取得に時間がかかる前提で動きます。

4)提供素材の手配

ロゴの高解像度データ、写真、ガイドラインが揃わないと編集が止まります。キックオフまでに、クラウドで一括共有してください。

5)再利用方針の決定(短尺・縦型・字幕)

後から「縦型も」「字幕も」が出ると、追加の期間と費用が発生します。用途(採用サイト・説明会・SNS)から逆算し、納品形式を最初に確定します。

発注前チェックリストと進行管理

制作会社へ相談する前に、下記を社内で揃えておくと、スケジュール提案が具体化し、見積比較もしやすくなります。

発注前の10の確認項目

確認項目決定すべき内容
公開日・用途いつ、どこで(採用サイト・説明会・SNS等)使うか
目的・KPI志望度向上か、エントリー数増加か
ターゲットどのような志向性を持つ学生に届けたいか
出演者候補候補者の選定、撮影候補日を複数提示
参考動画近いトーンの事例を2〜3本用意
NG事項機密情報、映り込み、NGワード
確認体制窓口担当者、承認者、フィードバック期限(48時間以内の目安)
修正回数無料対応の上限(例:2回)と修正の定義
再利用仕様短尺版、縦型(9:16)、字幕の要否
提供素材ロゴ、写真、ブランドガイドの準備状況

※このリストが揃うと、制作会社は具体的な工程表と現実的な納期を提示できます。

更新・差し替えへの備え

採用動画は数年運用する前提になりやすいです。数値(売上高・従業員数など)や組織情報は、動画内で固定的に言い切らず、差し替えやすいパートにまとめることで、後々の修正コストを抑えられます。

まとめ:採用ブランディング動画で志望度を上げる

採用ブランディング動画を希望のスケジュール通りに制作するためには、制作工程だけでなく、発注側の「調整」と「確認」の所要時間を先に見積もることが重要です。

  • 標準(10~12週)と最短(8週)の違いを理解し、条件を揃える
  • 出演者調整・社内承認・素材手配など、遅延ポイントを先回りで潰す
  • 窓口の一本化と、フィードバック期限(48時間以内の目安)を徹底する

株式会社caseでは、採用担当者の負担を最小限に抑えつつ、学生に深く刺さる採用ブランディング動画の制作をサポートしています。公開日に間に合わせるための進め方や、スケジュールの引き方についてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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