新卒採用担当者こそ、動画制作会社と付き合うべき2つの理由

突然ですが、動画制作会社にとって企業の「新卒採用」というのはかなりキャッチーなキーワードであり、割と重要なトレンドです。

その理由は、

  1. 「動画」というクリエイティブの活用メリットがわかりやすい
  2. 毎年必ずやってくるイベント

…という大きく2つです。

そして、重要なトレンドであるということはもちろん各社それなりに「新卒採用」市場にフォーカスして営業活動を行っています。

一方で、企業の新卒採用担当者にとっては

  • ナビサイトへの採用情報の掲載やそれに伴う諸作業
  • 採用イベントの開催
  • その他選考活動の準備

などで忙しく、営業をかけてくる業者すべてを相手にしている暇はありませんよね。

動画制作会社にはあまり興味を持たず、商談・相談の機会をこれまで設けずに来た方も多いと思います。

そんな方々に向けて今回の記事は「動画制作会社」と関係性を構築する優先順位を少しだけ上げてほしいと思いそのメリットを説明しています。

忙しい中でも、この記事を見つけてくれたあなたにとって決して損はないはずなのでぜひご一読下さい。

目次

理由①:採用予算をより有効に活用できる

新卒採用の担当者の場合、採用に関わる何かを付き合いのある業者へ外注することが多くあると思います。

動画制作会社でセールスとして仕事をしていたことのある筆者の経験上、「動画制作」その業者に一括で発注されているケースがかなり多いのです。

例えば、

  • ナビサイトの掲載と、採用動画の制作を同じ会社に発注している
  • 採用イベントを発注している会社に、採用動画の制作も発注している

などなど。

もちろん、「忙しいから、一緒にお願いしている」という理由もあると思うのですが、当然ほとんどのケースでそこにはマージンが発生していて、

採用担当の方が直接自分で制作会社に声をかければ100万円で制作できたかもしれない動画が、間に別の業者を挟んだことによって200万円の見積もりがあなたの手元に残っている…

という状況が生まれていることは少なくありません。

「いや、流石に元の見積もりの2倍はないでしょ。笑」

と思われるかもしれませんが、もともと動画制作会社でセールスをやっていた筆者的には全くあり得ない話でも悪徳な業者の話でもないなという印象です。

過去にとある企業へ訪問してヒアリングした際に、筆者の会社であれば200万くらいで制作可能な案件に、300−400万の見積もりが出てきている、という事例が実在しました。

その案件はありがたいことにご発注頂けたのでとても鮮明に記憶に残っています。

確かに2倍というのは頻繁にあるケースではないかもしれませんが、それでも20−50%くらいはマージンが乗っていると見るべきでしょう。

「まあ、それくらいはね…」

と思うかもしれませんが、100万円と120万円では動画制作にかけられる予算でいうと例えば撮影を1日追加することも可能になるレベルで、影響は小さくありません。

撮影する機材のランクを上げることもできるでしょう。

そうするとクリエイティブそのものへのインパクトはとても大きいのです。

もしくは動画制作を自分で手配することができれば、中間業者のマージンとなっていた部分を他に回すこともできますよね。

その差が100万円と150万円200万と300万になれば尚更大きなインパクトになります。

新卒採用担当者が直接、動画制作会社と付き合っているか否かでこのマージン分のインパクトの行方が決まるわけで、であれば制作を依頼するかどうかは別として、

「見積もりをすぐにもらえるくらいの関係性」は築いて置いたほうがベターでは無いでしょうか。

ちなみに、採用プロモーションに活用する動画をその他の業者にお願いする場合おそらく下記のような流れになるはずです。

  1. ナビサイト掲載や採用イベントなどを発注している企業の営業担当者に採用プロモーションに使う動画などの
    クリエイティブを作ろうと思っているなどの話をする。
  2. 業者の営業担当者から予算を聞かれる→答える
  3. 営業担当者は動画制作会社へ声をかけて、どれくらいの予算でどれくらいのクオリティの動画が制作できるかを確認する
  4. 採用担当であるあなたに見積もりを提出する

たったこれだけです。

別にお願いしたわけでもないのにやってくれた…と、嬉しい気持ちもあるかもしれませんが、実際のところは大した手間ではありません。

間に入っている業者があなたの会社の採用事情についてかなり詳しく知っていてその情報を元に動画制作会社へ適切に情報提供を行ってくれている。

更にコンペもやってあなたのもとに2〜3社分の企画書や事例をもってきてくれる…というなら話は別です。

その業者はとても優秀ですし、マージンを払うだけの価値(あなたのリソースを割かずに済む)があるのでそのままその会社にお願いして問題ないでしょう。

しかし、

  • お願いしたわけじゃないけど、見積もり出してくれた(だけ)。
  • 動画制作会社との打ち合わせに何度も出席している。
  • コンペにも同席している

のであれば、率直にいって間に業者を入れている意味はありません。

あなたが直接動画制作会社に声をかけて情報を提供してコンペを行えば良いだけです。

工数は「自分で探して問い合わせる」分くらいしか変わりません。

果たして、そこに動画制作費の20−50%のマージンを支払う価値があるでしょうか。

理由②:「動画トレンド」のキャッチアップ

新卒採用における「動画クリエイティブ」の動向をキャッチアップすることができるということです。

年々、新卒採用における動画のトレンドの変化が早くなってきている一方で新卒採用における動画の活用事例
というのは、実は表に出てこないものがかなり多くキャッチアップするのが結構大変です。

例えば、トレンドと言う意味では一昔前には「一眼レフカメラ」でボケ感を活かした動画がかなり流行りました。

それからGoproやOSMOを使った臨場感のある動画やドローンを活用したものや、最近はしっかりと照明なども使ってより本格的なものも増えてきていますし、企画そのものが凝っているものも多いです。

今回は記事にする関係上、WEB上で公開されているものを探しましたが

これらの新卒採用プロモーション動画の多くは「説明会」などのクローズドな場で公開されたりエントリーした
学生向けに限定公開されていたりなどなかなかオープンにされないのです。

理由としては、

  • 動画の内容にオープンにできない情報が詰まっている
  • 動画をオープンにしないことで、説明会で見せたときの学生の注目や興味を集められる

からです。

詳細な業務内容が動画の中で説明されていたり、クライアントが映っていたりすることも多いですし、

「クローズドな場」でしか見られないからこそ、それを視聴した学生にとってその情報を得ることができた、という満足感つなげることもできるわけです。

そのため、新卒採用における動画活用やそのクリエイティブはそもそもオープンにされないものが非常に多く、

結果的に直近のトレンドは実際に動画を制作している「動画制作会社」の営業担当からキャッチアップするのが最も確実なのです。

ネットではオープンにできなくても、営業活動の一貫としてであればチラッと見せてくれたり、あるいは限定的に視聴できる環境を用意してもらうことも可能なはずです。

では、どの動画制作会社が良いのか?

この記事の最初の部分で言及したように、動画制作会社にとって「新卒採用」という市場はかなり重要に捉えられているケースが多いです。

ただ、闇雲に制作会社の話を聞く時間も無いかと思います。参考にして頂けそうな、おすすめの制作会社の記事をご紹介しますので、もしご興味があればご参考ください。

「いやでも初めてだしよくわかんないよ…」ということでしたらぜひこちらよりお問い合わせ下さい。

あなたのご状況に合わせて、おすすめの動画制作会社をご紹介致します。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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