動画制作を初めて外注する方や、外注することに慣れてない方にとって、「動画制作を外注する」というのは
- 自分のイメージしているクオリティの動画が完成するか?
- 予算内で問題なく制作できるか?
- 制作した動画が社内でも認められるか?
…など、不安要素が多いものです。
本記事ではそんな方々に向けて、動画制作を外注する際に抑えておくべき「コツ」を完結にお伝えします。
筆者のプロフィール
まず、この記事を読んでいただくにあたって「誰が何を書いているのか?」も非常に重要な要素になると思いますので、簡単に私のプロフィールをまとめています。
【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー:加藤智史】
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業動画の受託制作や、動画制作会社の営業支援などを行う。
動画制作会社(予算数十万円〜数百万円)での営業兼プロデューサーとしての役割を中心に、広告代理店(予算数百万円〜数千万円)でのアカウント(クライアントと社内クリエイティブチームの窓口、PM業務を担当する役割)なども経験しているため、比較的高い説得力で本記事をお届けできるのではないかと考えています。
動画制作を外注する際に気をつけるべき3つのポイント
動画制作を外注する際に気をつけるべきポイント…を挙げようとすると無数に挙げられてしまうのですが、本記事では特に重要な3つのポイントに絞ってお伝えします。それは、
- 事前の情報整理
- 適切な発注先を選ぶ
- 発注側の役割を果たす
…の3つです。
1つずつ解説します。
①事前の情報整理
動画制作会社は「動画制作」のプロフェッショナルですが、動画で紹介するサービスや商材など対象物についてのプロフェッショナルではありません。
そのため、
- なぜ動画を制作しようと考えたのか
- 動画を見せたいターゲットはだれなのか
- 動画を見せたあとに、どんな感情を抱き・行動してほしいか
などの、いわゆる5W1Hの情報は事前にしっかりと整理しておく必要があります。もちろん、制作会社に相談しながら進めるのも1つの手ですが、事前に自分たちでやっておくほうがメリットは大きく、また精度高く情報を整理しておくことで、制作会社から提案される企画の精度も自ずと上がります。
②適切な発注先を選ぶ
適切な発注先、というのは「適切な制作会社」という意味にとどまりません。動画制作を外注する際の選択肢は大きく
- 広告代理店
- 動画制作会社
- フリーランスクリエイター
の3つに分かれます。ただし、この記事をお読みの方であれば「フリーランスクリエイター」に依頼することは難易度が高いです。フリーランスクリエイターに直接依頼するには、一定程度動画制作についての知見や経験が求められるためです。
広告代理店or動画制作会社のどちらを選ぶかについてですが、この場合は
・用意できる予算
・制作する動画の用途
・制作するクリエイティブが動画のみかどうか
という3点次第で変動します。
例えば、「予算が2000万」「動画は広告としてSNSでの配信を行う」「動画以外に、キービジュアルも制作する」などの場合にはプロジェクトの規模もそれなりに大きくなるため、広告代理店も発注先の候補に入れたほうが良いです。
一方で「予算が200万」「動画は営業ツールとして使う」「動画しか作らない」などの場合には動画制作会社に依頼するのが一番高いコスパを期待することが出来ます。
「動画制作会社の選び方」については下記にまとめていますので、ぜひご参考ください。
③発注側の役割を果たす
動画制作を外注する際、基本的には動画制作会社に丸投げでOK…というわけには行きません。
発注側にも、発注側にしかできない役割があり、それを全うしなければ最終的に良い動画制作を実現することはできません。
では、発注側の役割とはどのようなものでしょうか。
それは大きく下記の3つです。
- 「決める」こと
- スケジュールを意識したレスポンス
- 具体的なフィードバック
詳細はこちらの記事にまとめていますが、簡単に説明します。
①「決める」こと
制作方針や企画、絵コンテなど動画制作についての情報の多くは制作会社から提案・提示されますが最終的にそれに「GO」を出すのは発注者・顧客側の役割です。
もちろん、そのために必要であれば自社の関係者との社内調整や根回しなども含まれます。
②スケジュールを意識したレスポンス
制作会社側がスケジュールを遵守するのはもちろんですが、以外と発注者・顧客側が双方で了解したスケジュールを守らない・守れないケースが多くあります。
もちろんそれは、顧客側にとって納期が多少遅れても大した問題ではないから…という理由からくるものだと理解していますが、制作会社側はそのスケジュールをベースにクリエイターのスケジュール・リソースを確保しています。
そのため、発注者側が「1週間くらい延びてもいいや…」という感覚でレスポンスを遅らせると、制作会社としては他の案件を優先せざるを得ず結果的に2〜3週間納期がズレてしまうということは少なくありません。
③具体的なフィードバック
制作会社からのアウトプットには、できる限り具体的にフィードバックするように意識するとよりスムーズに進行できます。
例えば、制作会社から提出されたデザインが少しピンと来ない場合に、
「なんかピンと来ないのでやり直して下さい」
…というフィードバックだと、制作会社としてはどこから手をつけて良いのかの判断ができません。そのため、
「ここの色味をもう少し濃ゆく(薄く)したのを見てみたい」
「ターゲットの心情を考えると〇〇なので、もう少しシャープな印象にしたいと思うのですがどうでしょう?」
など、
- どのように修正したいのか。
- その修正を行いたい理由や背景
をセットにして伝えるなど、より具体的なフィードバックを行うとコミュニケーションがスムーズになります。
動画制作の進み方
動画制作を実際に外注したことのない方にとっては、「動画制作がどのように進行していくのか」「いつまでに、どんな情報を揃えなければいけないのか」「いつまで修正が可能なのか」など、わからず不安な部分も多いでしょう。
詳しくは、こちらの記事で紹介していますが、
時間の無い方は直ぐ下の画像と、一番下の画像だけでも見ていってください。
動画制作はcaseへご相談ください。
とても長くなりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます。
もし、この記事を読んで「いいな」と思えたらぜひ弊社caseへ動画制作についてご相談ください。
筆者のプロフィールは本記事の冒頭でご紹介した通りですが、下記一部最近の実績です。
(筆者が制作会社での業務委託として担当した案件になります)
※クリックで拡大表示されます
弊社はまだ設立して間もないこともあり、制作会社としてご紹介できる実績が少ないのですが、ご一緒させて頂いたクリエイターからはこのようなコメントを頂いています。
caseの特長は筆者である私加藤が営業から制作進行、納品まで一貫してコミュニケーションの窓口として担当させていただくこと。そして、私がこれまで一緒に仕事をしてきた信頼できるクリエイターとともに動画制作を行うことです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。一緒にお仕事ができることを楽しみにしております。