動画制作を外注したい…と考えた時、おそらく多くの担当者の頭に浮かぶのは
「動画制作ってどれくらいの予算が必要なんだろう…?」ということではないでしょうか。
普段動画制作に携わることのない人にとって、動画制作費というのは
なかなかイメージしにくいものだと思います。
動画制作費は突き詰めると制作会社ごとの、あるいは実際に稼働するクリエイターごとの
単価や人件費、利益率の設定によって変わってしまうため明言することは不可能です。
なので、このページでは動画制作の費用を知る際に必要となる
「動画制作の見積り」を依頼するコツについて簡単に説明していきます。
見積りを依頼する際のコツ
①イメージに近い動画を提示する
見積りを依頼する際に大事なのは「自分がイメージしている動画に近い事例」を
見積り依頼時に提示することです。
「こんな感じの動画制作を依頼した場合、いくらくらいかかりますか?」
と問い合わせると、あなたのイメージする動画を制作する際に必要になる費用を
大まかにつかむことができるでしょう。
「大まかに」というのは全く同じ制作条件でも制作費用というのは、制作会社やその他の要件によって変動するためです。
細かい条件を制作会社と詰めるまでは、あくまでも「概算」としての見積りである可能性が高いので
その点は理解しておいた方が良いでしょう。
それでもできる限り詳細な制作費を知りたいときには、そのイメージに近い動画のどの部分が最も自分のイメージと
重なるのかを伝えましょう。
さらに、
- キャスト(出演者)
- ロケーション(撮影場所)
などの手配を自社で担当するのか、制作会社に任せたいのかなど細かな部分なども
コチラの記事を参考に伝えてみましょう。

②幅のある予算を提示する
「どんな動画が良いのか全くイメージがつかない…」という場合は
例えば「インタビュー動画が作りたい」とか、
「いわゆる会社紹介っぽいのって上司からは言われてるんだよなぁ」とか
それくらいの情報があれば、
「50万〜100万円で制作可能なインタビュー動画の事例(実績)を教えてください」
「100万〜200万円で制作可能な会社紹介動画の事例(実績)を教えてください」
という依頼でもOKです。
上記のような依頼であれば、おそらく各社から3〜4本程度の実績が送られてくるてくるはずです。
その中からイメージに近い動画をピックアップし、さらにその動画を事例として1の「イメージに近い動画を提示する」を
実行することで制作予算の把握が可能になります。
多少手間ではありますが、自分で「動画を探すのがめんどくさい」or「イメージがつかない」という場合はこの方法を試してみてください。
③予算と作りたい動画事例を同時に提示する
見積りをとる…という趣旨からは少しそれてしまいますがこれができるとベストです。
どちらかというと、見積りをとるというよりは制作パートナーを決める際の方法とも
言えるのですがこの方法が最もコスパの良い制作ができる可能性が高まります。
理由は、以下の通りです。
・制作会社側に「この会社は本当に動画を作る気がある」と思ってもらえる
・「確度の高いお客さん」なので金額面で頑張ってもらえる可能性が高い
・「確度の高いお客さん」なので、予算内で制作する方法を模索してくれる
ただし、提示した事例に対して予算が高すぎる場合はリスクでもあります。
敢えて提示された予算よりも安く制作したいという制作会社はありません。
この方法で進める場合は提示する事例と予算のバランスをある程度見極められる
自信がある場合に限った方が良いでしょう。
最後に
当然ながら制作会社もビジネスとして動画制作を行なっているので、
「とりあえず見積りとろう」という感じのお客さんよりも、
「制作することは決まってるから制作会社を探さなきゃ…」というお客さんの方が
どうしても手厚い対応になります。
今回紹介したのは、「とりあえず見積りとろう」という状態でもそれなりに
しっかりと制作会社側に対応してもらうためのコツと言ってもいいかもしれません。
今回紹介した方法を参考にしていただきつつ
可能な範囲で準備をしてから、制作会社に見積りを依頼してみましょう。