予算消化や期末予算の使い道に動画制作が最適な3つの理由

年度末に差し掛かる、第4四半期・第4クォーターは次年度の予算確保のタイミングであり、また、今年度の残予算を如何に有効活用するかに頭を悩ませているご担当者の方も多いのではないでしょうか。

「予算消化」というのは少し聞こえが悪いかもしれませんが、企業によっては予算を使い切らないと次年度の予算を削減されてしまい、やりたいこと・やるべきことができない状況を避けるために「使い切る」という慣習のある企業があるのは、筆者の経験からも言えることです。

ただし、もちろんただ使い切れば良いわけではなく、当たり前ですが「有効な打ち手」に対して予算を使うことが大前提になります。

そして、余談ですがその「予算消化」が集中する年度末(1月〜2月)は動画制作会社を始め、クリエイティブ制作や広告などの制作や出稿が多くなる傾向にあります。

本記事では、そんな「予算消化」について動画制作がその手段として最適なものになる可能性が高い理由と、気をつけるべきポイントを3つずつ紹介します。

目次

動画制作が予算消化の手段として最適な3つの理由

動画制作が予算消化の手段として最適な理由は下記の3つです。

  • 目的に応じて様々な種類の動画の制作が可能
  • 予算に応じた制作が可能
  • 中長期的な活用が可能

1つずつ説明します。

理由1:目的に応じて様々な種類の動画の制作が可能

当たり前といえば当たり前なのですが、動画制作であれば、広告・マーケ・採用・研修・コーポレート・IR・コンプライアンス対策などあらゆる目的に応じて最適なクリエイティブが提供できます。

会社ごとにルールなどもあるかと思いますが、現在はYoutubeやVimeoを始めとした動画配信プラットフォームも非常に充実しているため、社内向け・社外向け問わず制作した動画の配信・視聴環境も比較的容易に整えられるというのも動画の特徴だと言えます。

「動画であればいろんな目的に応じて制作できることはわかったけど、どんな動画を制作すれば良いかな…?」とお悩みの方はぜひ制作会社へ問い合わせてみてください。ご担当者様のミッションや現状の課題に照らし合わせて「こんな動画はどうでしょうか?」ときっと提案してくれるはずです。

理由2:予算に応じた制作が可能

求めるクオリティやビジュアルによる…というのは大前提になりますが、予算ありきで考えると30万円〜青天井で予算に応じて制作が可能である点は動画制作ならではの特徴でしょう。ただし、年度内に納品することを考えると現実的には恐らく〜300万円程度が動画制作で消化できる金額になることが多いでしょう。

制作予算が増えると、よりリッチな動画制作が可能ですが、その分準備やスタッフ・キャストの手配にも時間が必要になります。また、動画の企画や演出内容についての発注側への確認・承認の時間も必要になるため、より多くの予算をより短い期間で使う動画制作の場合、トラブルになるリスクが通常の動画制作より高くなるため、その点については注意が必要です。

理由3:中長期的な活用が可能

制作する動画の内容による部分もありますが、タレントや著名なナレーター・声優を起用しているようなことがなければ、基本的に制作した動画はお客様側で自由に活用できるため年度内に納品して、翌年度に活用することが可能なのも動画の特徴です。

広告向けの動画の場合には、年度内に広告配信も含めて完了させるため短い期間に動画の活用が完了してしまうことも多いですが、広告向け以外の動画、例えば「コーポレートムービー」「工場紹介」「営業ツール」「採用向け」「研修」などの動画であれば比較的長い期間の活用を見込むことができます。

また、上記のような動画は筆者の経験上、必要に迫られると制作を検討するのですが、そうでなければどうしても優先度が上がりにくく、一方で「あれば便利」なので一度制作すると定期的にリニューアルされるという傾向にあるため、予算消化のタイミングで検討するのは良い機会だと捉えることもできるでしょう。

気をつけるべきポイント

予算消化で、動画制作を行う際に気をつけるべきなのは「スケジュール」と「アウトプットのクオリティ」です。これは通常の動画制作の場合にも気をつけるべきなのですが、予算消化の場合スピード感が求められるためどうしても共通認識の形成ができないままに進行してしまうことがあります。

詳しく説明していきます。

POINT1:見積り〜発注までのスケジュールの確認

動画制作会社からの見積りは、制作内容や予算規模にもよりますが最速で打ち合わせ当日〜遅くとも1週間程度あれば提出してもらえるでしょう。

ここで注意したいのは、発注側の発注フローです。場合によっては担当者の権限で発注できることもありますがそれは稀なケースで、一番時間がかかるケースだと「経営会議での承認が必要」というものもあります。

タイミングよく経営会議が実施されても、時間の都合で動画制作の稟議の承認に至らないケースなどもあるため、事前に発注までにどのようなSTEPがあり、だれが承認するのか。時間はどれくらいかかるのかなどは把握しておく必要があります。

また、その過程で秘密保持契約書(NDA)や業務委託契約書などの締結が必要なケースもあるため、契約書の内容の確認や調整は見積り書をもらうまでの間に進めておけるとベターです。

POINT2:制作スケジュールの確認

予算消化での動画制作の場合、動画制作のスケジュールは非常にタイトになります。そのため、通常であれば発注側の社内事情に応じて、制作会社からの提出物(台本、絵コンテ、演出コンテ、動画の初稿など)の確認期間を確保しますが、予算消化での動画制作の場合は、動画制作のスケジュールありきで、社内確認を完了させなければ制作を進められないケースもあります。

そのため、制作会社から早めに制作スケジュールを提出してもらい、それに合わせて事前に社内関係者のスケジュールを抑えて、制作会社からの提出物の確認やフィードバックができる体制を整える必要があります。

POINT3:制作物のクオリティの確認

確保した予算でどの程度のクオリティの動画が制作できるのか、最終的なアウトプットのイメージを制作会社と密にすり合わせることは動画制作においては基本中の基本ですが、やはりスケジュールの都合上どうしても不十分になってしまうケースがあります。

基本的に、制作会社側はこのような制作にもなれているため、見積書や企画書など発注前の提出物にしっかりとそのクオリティについて記載することでリスクヘッジを行っています。そのため、クオリティについてトラブルになるのはどうしても発注側の担当者への説明がたりず共通認識を形成できていないケースに起こりがちです。

発注側の担当者も、年度末に向けてバタバタと忙しない日々を過ごしている中で難しいと思いますが、「どの程度のクオリティになるのか」「どのようなアウトプットになるのか」については、しつこいくらいに確認し、制作会社側からのコミュニケーションを待たずに積極的にコミュニケーションするくらいのスタンスの方が、トラブルを未然に防げる可能性は高まるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。予算消化の手段として、動画制作はおすすめできるものですが、一方でスケジュールがタイトになりがちだからこそ通常の動画制作と比べてより注意するべきポイントもあります。

しかし、しっかり準備と対策ができれば通常の動画制作と変わらずスムーズに進行できるはずです。

もし、動画制作をご検討される場合には、ぜひcaseにもお問い合わせください。

情報整理や予算の検討などの事前準備がご不安な方は筆者がお手伝いいたします。
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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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