動画制作で英語ナレーションを活用する際の3つのポイント。

グローバルに事業を展開している企業にとって、動画制作時の英語ナレーションやその他の外国語のナレーションの活用は必須です。

ただし、初めての場合には注意が必要です。ナレーションはただ英語ネイティブなナレーターに依頼すればOKというわけではありません。

本記事では動画制作時に英語ナレーションの活用を想定している方に向けて、注意点を解説します。

目次

英語ナレーションについてよくある質問

英語ナレーションを活用する際の注意点は?

①原稿やナレーションの最終チェックを自社で行えるようにしておく。②収録時にナレーターからのフィードバックがある可能性を考慮して、現場に立ち会う③追加編集費用の発生の可能性がるという3つです。

英語ナレーションの費用はどれくらい?

ナレーターのキャスティング費としては15〜30万円程度を想定しておくと問題ありません。

英語ナレーターはなぜ高い?

単純に日本語ナレーターよりも数が少ないこともありますが、外国語のナレーターは専門のエージェントを通してのキャスティングになるため、割高になる事が多いです。

英語ナレーション活用時の注意点

①原稿やナレーションの最終チェックを自社で行えるようにしておく

必ずしも必要である…わけではありませんが、英語ナレーションを活用するということは英語の原稿を用意することになります。その際に、「この原稿でOK」という判断をできれば自社や自社製品に詳しい英語ネイティブな方に確認できる体制を事前にととのえておけるとベターです。

原稿翻訳自体を動画制作時に一緒に依頼することは可能ですが、翻訳業務は動画制作会社から翻訳事業者に依頼されるため結果的には翻訳事業者が翻訳業務を行うことになります。

この際、翻訳業者が貴社製品や業界に詳しいという可能性はゼロに近く、細かなニュアンスや表現については最適でない翻訳を行ってしまう可能性があります。

そのような表現としての細やかな部分については自社で最終的に確認・修正ができる体制を整えて置けると安心です。

②収録時にナレーターからのフィードバックの可能性がある

英語ナレーションの収録時によくあるのが、「ナレーターが原稿に待ったをかける」というケースです。

どういうことかと言うと「個々の部分は表現がおかしい」「こういう表現の方が正しい」という待ったをかけてくることがよくあります。

これは、英語に限らず外国語でのナレーション収録時には「よくある」ことなのですが、①にも記載した通り英語の微妙になニュアンスや表現そのものとして「どちらが絶対的に正しい」とは言えない領域での指摘入るのです。

例えば、日本語では「事業を展開しています」と「事業を拡大しています」という表現だと前後の文脈がどうであれば表現として明確に間違っているとは言い難いですが、「説明」をするのであれば前者の方が正しく、「勢いのある感じ」を表現したければ後者の方がそのニュアンスは伝わりやすいでしょう。

このような微妙な部分は翻訳事業者・ナレーターが判断するのは難しいため、できれば①を整えたうえで判断できる方が収録現場に立ち会ってもらうのがベターです。

もちろん、収録時に複数パターン収録しておいて編集時に判断するということも可能です。

③追加編集費用の発生の可能性がある

英語ナレーションを活用する場合、ただテロップや字幕、ナレーションを入れ替えればOK…とは行かないケースがあります。

というのは、日本語と英語では同じ文字数や読み尺でも表現できる範囲が大きくことなるために、日本語で制作したものに英語を当てはめる場合(もしくは逆の場合も)、字幕の文字数が多くなってしまったりナレーションが早口になってしまったりする、あるいはそれを避けるために編集で調整する必要があるケースもあります。

注意していただきたいのは、これは実際に翻訳やナレーション読みをやってみないとわからない部分もあるため、事前の見積りに反映することが難しいということです。

費用に大きく変動する部分ではないケースがほとんどですが、例えば動画が高精細な3DCGを中心としたものである場合、数秒の調整でも高額な見積りになることも考えられるため注意が必要です。

英語ナレーション活用時の費用について

英語ナレーションを活用する際に気になるのは、日本語ナレーターとどれくらい費用に差があるのか、具体的にいくらくらい必要なのか?ということでしょう。

率直にお伝えすると、「起用するナレーター次第」になってしまうのですが、

・英語ネイティブ
・ナレーターとしてもプロ

という、最低限プロのナレーターとして英語でのナレーション収録が可能な人材であることを前提とすると

・¥150,000〜¥300,000

程度でキャスティングは可能です。日本語ナレーターの場合、個人で活動している方に直接依頼することも可能なため安価に依頼できることもあるのですが、英語ナレーターを含めて外国語ナレーターを起用する場合にはエージェントに間に入ってもらう必要があるため、どうしても割高になります。

もちろん、ここに「翻訳費用」や「スタジオ代」「スタジオで稼働するエンジニアの費用」なども加算されるため、全体としてはもっと高額になります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「英語ナレーションの有無についてはあとで検討しよう」ということもあるのですが、場合によっては動画が完成する前にはっきりさせておいたほうが全体の制作費を抑えられたりスムーズに進行できるケースもあります。

英語を含む外国語のナレーションの活用をする際にはぜひ少し気をつけて見てください。

caseでは外国語ナレーションの活用を含む動画制作にも対応していますので、ご検討中の方はぜひ下記よりお問い合わせください。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役/動画制作プロデューサー】加藤智史
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。動画制作のご依頼の流れはコチラ

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