動画制作を検討する際、特にそれが広告・プロモーション領域の動画となれば「予算はともかく〇〇ってできるんだろうか…?」と思うこともあるのではないでしょうか。
動画制作やデジタルマーケティング、TVCMなどに日常的な業務として取り組んでいる方であればそんなことはないでしょうが、初めての動画制作…となると「できるならやってみたいな…」とちょっとだけ夢が膨らむなんてこともあるでしょう。
本記事では、そんな「〇〇ってどうなってるんだろう?」という動画制作についてのよくある質問について解説しています。
有名芸能人って起用できるの?
できます。
できますが、正確にはいくつかの制約がありそれをすべてクリアできれば…という条件つきになります。
どんな制約があるのか代表的なものをピックアップすると、
- 競合の有無(競合企業のCMなどに出演していないか?)
- CMの対象となる商材とタレントの相性
- 広告媒体
- 動画の企画の内容
…等が挙げられます。
有名人を起用するのは、当然そうでない場合よりも大きな予算が必要になりますが、決して不可能なことではありません。
もし、検討している施策と相性の良さそうな有名人がいるようであれば、制作会社や代理店に相談してみるのも良いでしょう。
有名声優・ナレーターって起用できるの?
できます。
できますが、こちらもやはりいくつかの制約がありそれをすべてクリアできれば…という条件つきになります。
制約としては、有名タレントを起用する場合とほぼ同じで、
- 競合の有無(競合企業のCMなどに出演していないか?)
- CMの対象となる商材とタレントの相性
- 広告媒体
- 動画の企画の内容
上記のようなものが挙げられますが、声優やナレーターはタレントに比べるとキャスティングの費用は安い傾向にあり制約もそこまで強くないことが多いです。
※声優・ナレーターとして起用する場合
特に、動画の利用がオープンではない(ネット上での公開などが無い)という条件であれば、数十万円での起用も可能なケースがあり、比較的現実的な選択肢になります。
TVCMってどれくらいの費用で作れるの?
数十万円〜数千万円と非常に幅が広いです。
TVCMだから「いくらかかる」ということではなく、「どんなTVCMを作るか」で大きく変動します。
有名タレントを起用して、更に大掛かりな撮影を行うようであれば当然費用は膨らみますし、
イラストをベースとした簡易的なアニメーションなどであれば数十万円で制作できるケースもあります。
※実際にこちらの動画がいくらで制作されたのかは不明ですが、比較的手の届きやすい金額で制作されていると予想されます。
また、TVCMの場合は制作費も重要ですがTV局へ支払う広告費・媒体費も大きくなる傾向にあるため、その点も考慮する必要があります。
TVCMの放送費用については、テレビ朝日のHPに丁寧な説明がありましたので、気になる方はこちらをご参照ください。
放映費の相場価格は、民法キー局で15秒のCMを1回流すにつき75万円~です。
https://www.tv-asahi.co.jp/ex/sales/column/tvcm-cost/
放映費はテレビ局ごとに異なります。また、視聴率が高い番組ほど放映費もつり上がるのが一般的です。
有名施設で撮影ってできるの?
可能です。それぞれの施設で、管理している事務局などがあるので、制作会社などはそちらに問い合わせを行い撮影内容を伝えた上で貸出の可否と費用を確認します。
例えば、新国立競技場の場合は下記で問い合わせを受け付けているようです。
https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/tabid/459/Default.aspx
このような有名な施設は、一般的な商業施設などと比較するとやはり費用が高くなる傾向にあります。
ダンスの振付とかって考えてもらえる?
はい、可能です。
ほとんどの場合、ダンスが入る動画は「振付師」が制作陣に入り、ダンスの振り付けを行います。
また、このような動画の場合は振り付けだけではなく、動画の中で使う楽曲も合わせて制作することになります。
先ほどの声優やナレーターのように有名な振付師をアサインするのは、有名タレントのキャスティングと比較すると金額は抑えやすい傾向にあるため、予算に応じて有名な「裏方」を上手く起用することで広告効果を期待するというのも方法の1つでしょう。
近未来風の映画のようなCGって制作可能?
制作可能です。
下の動画は、実際のCMとメイキング映像も後半にあるので、もし興味があればご覧ください。
CGのレベル感によって変わりますが、CGの精度・クオリティが高いものは基本的にはCGを専門にしている会社への外注となることが多いです。
また、CGを使う場合、実写との合成などを行うことも多く普通に撮影するよりも制作費が膨らむケースも多くあります。
演出として、CGを活用すること自体は可能ですがそれが必要なのかどうかについては一考した方がよいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
基本的に、TVなどで目にする動画の演出は「お金と時間」さえあればできるものが多いです。
ただし、これらはあくまでもHowの部分であり、そのような表現・演出の裏には必ず「なぜそのような表現にしたのか」という理由があります。
動画を制作する際には、その「なぜ」をしっかりと見極めた上で企画を検討しましょう。
情報整理や予算の検討などの事前準備がご不安な方は筆者がお手伝いいたします。
是非、下のボタンからお気軽にお問い合わせください。